絵手紙の”入門書” 84歳講師が初の作例集 春夏秋冬描いた作品収録

2024.03.19
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絵手紙の作例集「ええなあ絵てがみ」を発行した芦田さん=兵庫県丹波市氷上町御油で

兵庫県丹波地域の高齢者が通う丹波OB大学や、丹波市内の各教室で長年、絵手紙講師を務めた芦田正章さん(84)=同市氷上町=が、初めての作例集「ええなあ絵てがみ」を発行した(印刷=丹波新聞社)。コロナ禍を機に、全ての教室を閉じたため、「少しでも絵手紙をかく人の参考になれば」と作例集を作った。20―24日、同市中央図書館(氷上町常楽)会議室で絵手紙展を開き、期間中の午前10時―午後3時、希望者に無料で配布する。

作例集はB5判、オールカラー83ページ。これまでに手本用にかいた作品の中から160点を収録。春、夏、秋、冬の季節ごとに40点ずつ題材を分けてまとめた。画材と、かき方の手順も写真付きで分かりやすく紹介。絵手紙の”入門書”のような一冊に仕上がっている。

絵は身近な花を中心に、風物詩や生き物などを大きく描き、筆書きの一言を添えている。1作品につき、絵の下描きと、完成版の2枚を掲載し、絵を描く際のこつや、お薦めの顔彩絵の具の色なども入れた。

「植物はそれぞれに特徴があり、よく観察して描くことで、絵が生き生きとしてくる」と芦田さん。言葉は、新聞の広告やコラム、スポーツ監督の言葉などを参考にすることが多いそう。

やりとりの楽しさも絵手紙の魅力といい、「きれいに描いては駄目。逆に下手な方が返事をかきたくなるんです」とほほ笑む。前書きに「絵手紙は、描く楽しさと、もらってうれしい心をつなぐ導火線です」と思いを記した。

高校教諭時代にコミュニティカレッジで絵手紙を教え始め、多い時は市内20カ所ほどで教えていた。

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