日本青年会議所兵庫ブロック協議会長 上羽裕樹さん(三田市)

2024.04.21
たんばのひと

上羽裕樹さん

JC活動で各地駆け巡る

日本青年会議所の近畿地区兵庫ブロック協議会会長として今年1月から東奔西走の日々を送っている。任期は1年。1972年に発足した丹波青年会議所(丹波JC)から兵庫ブロックの会長が選ばれたのは初めて。「人とのつながりが全国規模に広がりました。発想の豊かな人や志の高い人など、さまざまな出会いに恵まれ、刺激を受けています」と話す。
9年前、丹波JCに入会。仕事を終えてからJCの集まりに参加し、真剣に議論をする会員の姿に「かっこいい」と思った。2020年、丹波JCの49代理事長に就任した。新型コロナが猛威をふるい始めた年。コロナ禍のため不自由を強いられた高校3年生にエールを送ろうと、車に乗ったまま花火を観賞する「ドライブイン花火大会」を春日総合運動公園で開催した。
兵庫ブロックの会長は、東京に本部がある日本青年会議所の理事会の構成メンバーでもあり、月に1回、東京に出張。近畿地区の副会長も務めるため、近畿の集まりにも足を運ぶ。さらに、県内各地にある計22のJCのメンバーと懇談。現況や課題を聞き取り、解決策を考える一方、聞き取ったことを全国や近畿につなげている。交通費や宿泊代などは基本的に自腹。「この間、和歌山県の新宮市まで車で4時間かけて行きましたが、東奔西走に慣れたのか、それほど苦にならなかった」と苦笑い。
プラスチック製の食品トレーの製造業「ヒカミ化成」の専務。「兵庫ブロックの会長に選出されたのは、丹波JCの先輩や現役会員の活動が評価されてのもの。また、JCに打ち込めているのは会社の従業員の理解があってこそ、と感謝しています」。39歳。

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