ちょこちょこ 日本最小のキツツキ「コゲラ」 ヘッドバンギングする「益鳥」

2024.06.20
注目

新緑の木々をちょこちょこと動き回りながら、表面に付いた虫を食べるコゲラ。日本最小のキツツキ=2024年6月20日午後4時21分、兵庫県丹波篠山市内で

兵庫県丹波篠山市内の並木で、ちょこちょことせわしなく木肌を動き回る鳥の姿。つぶらな瞳が愛らしい野鳥の「コゲラ」だ。

全長15センチほどで、日本で最小、最軽量のキツツキの仲間。背中のこげ茶と白い模様が特徴的。年間を通じて各地で見られる「留鳥」で、都市部の公園などでも見ることができる。

とがったくちばしと、ひたすら頭を振って木に打ち付ける姿は、まさにキツツキ。脳震盪を起こさないのかと心配になるが、一心不乱に頭を降る様は、ロックやヘビメタのライブで盛り上がる「ヘッドバンギング」のよう。こうして木に付いた虫を食べることで、木を害虫から守る効果もある「益鳥」だとか。

人知れず、食事と同時に木を守る孤高の存在。「ロックやなぁ」と感心した。

【丹波新聞鳥部】(※コメント欄より、弊社の活動を命名していただきました)

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