読み聞かせ

2018.10.04
記者ノート

 読書の秋。住んでいる地域である春日町の船城小学校6年生の教室で本の読み聞かせをした。選んだのは「ともだち」。絵が上手、算数が得意、家で飼うニワトリのえさやりをしてから学校に来る、周囲を笑わせるのがうまい、など様々な子どもが登場する。

 そして、20年後にどんな職業についているかが描かれている。大型トラックの運転手、魚屋さんのお嫁さん、海外で農業指導する青年、画家、落語家など。「友だちの色々な個性を認め合おう」「長くつき合える友だちを持とう」などの言葉も添えた。

 落語家になった人の所を読もうとした時、小噺を思いついた。「台風で塀がこわれた」というと、先に「へー」と言われ、「しまった」と思い、違うことをしゃべろうとあせっていると、どっと笑いが漏れ、こちらもおかしくなった。

 子どもたちからは、「みんなが20年後にどうなっているのか楽しみ」、「自分のクラスが本と同じように見えた」という感想が聞かれた。子どもたちの温かい心に触れ、すがすがしい気分になった。6年生のみなさん、ありがとう。「ワイワイと楽しく秋の読み聞かせ」。(臼井 学)

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