都会の人に『田舎暮らしの勧め』をする「たんば・田舎暮らしフォーラム」が大阪で開かれ、実行委員の筆者も参加した。

2006.12.27
丹波春秋

都会の人に『田舎暮らしの勧め』をする「たんば・田舎暮らしフォーラム」が大阪で開かれ、実行委員の筆者も参加した。初めての試みで、どの程度来てもらえるか不安だったが、用意した120席がほぼ埋まった。▼定年前後の「団塊の世代」とおぼしき人が多かったが、中には結構若い人も。コーディネーターが手を上げてもらったところでは、「田舎に関心があるので、まあ聞いておこう」という人が半分くらい、それよりもう少し進んで「出来れば移住したく、具体的なことを知りたい」という人が三分の一程度だった。▼小森実行委員長ら、すでに丹波地域に移ってきている人たちが「もっと仲間を増やすと共に、地域の活性化の役に立てたら」という趣旨で、自らの体験を伝授しようという活動。パネラーたちは良いことも悪いことも忌憚なく発言し、信頼感を得たようだった。▼都会の人たちに気がかりな「日役などの村付き合い」について、あるパネラーが「昔から人々が営々と努力して作ってきた環境を維持するのに、自分も貢献できるのは喜び」と話したのは、どの程度理解を得られたかはともかく、感動的だった。▼田舎暮らしを望む人は全国的な潮流となり、ある調査では兵庫県は北海道、沖縄などに続いて第4位の人気とか。「何で丹波なんぞに」などと思う必要はない。  (E)

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