トリノ冬季五輪も後半戦に。日本チームはなかなかメダルが取れず、丹波家の茶の間の話題もいまひとつ盛り上がらない。妻テレ代「最後にメダル席からはじき出されたモーグルの上村愛ちゃんの顔、ほんまに気の毒やったねえ。でもお母さんから大きな金メダルをかけてもろて。もらい泣きしたわ」。▼親父の聞太「女子スケートの岡崎も30何歳でようがんばったな。ほんの『鼻の差』やったけど、ゴール寸前で身体を伸ばしたんが悪かったんかいのう。ちょっとでも先に入ろう思たんやろなあ」。▼息子ハー吉「せやけど、ジャンプの原田や葛西も含めて、まだ中心は長野で8年前にメダルを取った選手やないか。世界はどんどん新鋭が出て来とるのに、これで勝てる思うのが間違いや」。▼娘ミー子「主将の岡崎さんが『国民の期待に応えられず申し訳ない』と言うとっちゃったねえ。でももうそんな時代やない。私らテレビで楽しませてもろて元気がもらえたら、それでええんやさかい。そら、メダルが取れたらもっとええには違いないけど」。▼聞太「そやなあ。スノーボードのレースは転倒する選手だらけで逆転また逆転。漬けもん石を掃除タワシで動かすやつ、ああ、カーリングちゅうんか。あれもおもろかったのう。女子チーム、準決勝までいけんかったけど、皆ええ顔しとったなあ」。(E)