3月7日号「丹波こども新聞」掲載のよしずみあいさんのマンガ「たんばわらべの詩」。小学校卒業間近の時期に校長先生が「この地区から幼稚園から6年生まで休まず通学したなら、歩いた距離は『地球の直径』と同じくらいになります」と言った。主人公の女の子は「毎日遠くて歩くのイヤってよう思ってたけど、ちょっと自信になったな」と明るい表情になる。
「地球の直径」は、約1万3000キロ。「毎日の積み重ねって、いつのまにかすごいことになってるよ」という締めのメッセージが、心に残った。
私の住む地区も、よしずみさんと同じく、校区の一番端。娘が今年1年生になり、重いランドセルを背負って3・3キロの道のりを毎日歩けるか、それが一番の心配事だった。地区の集合時間は6時50分。冬だとまだ暗い。人に話すと「かわいそう」と言われることもあるが、1年間見てきて、遠距離通学のおかげでずいぶん体が鍛えられたんじゃないかなと思う。
約200日学校に行ったとして、1年間でどこまで歩いたことになるのかな。また親子で地図を見てみよう。(古西 純)