元号は「令和」に変わり、篠山市は「丹波篠山市」に変わる。個人的には、新元号に特別な関心もわかず、丹波篠山市については、どれほどの効果があるのかということの方が気になっている。
新元号については本紙が案を募集したところ、読者からは、平穏な暮らしが続くように、また、明るい希望を見出せる世の中に、との思いを込めた「安」「和」「光」を使った案が寄せられた。丹波篠山市については、ブランド力を強め、未来に向けた、よりよいまちづくりにつなげるという期待感が込められている。
私事だが、今春、長男が我が家を巣立っていった。初めての一人暮らし。家を出る前にあれこれと言っておこうと思っていたけれど、引っ越しなどでバタバタとしている間に「じゃ、元気でやりや」ぐらいしか言えずに別れた。
では、本当は何が言いたかったのかと自問する。彼はおやじの長々とした話はまず聞かない。ひと言、もの申すならと突き詰めて考えると、最後に残ったのは、彼の名前に込めた思いだった。
やっぱり名前って大事かも。(芦田安生)