現在、篠山市の姉妹都市、アメリカ・ワラワラ市から訪問団が訪れており、さまざまな交流が行われている。国際化という言葉をよく耳にするが、丹波在住の外国人数も年々増えており、丹波にいても文化と文化の“際(きわ)”に接する機会が増えてきているのを感じる。 自分とは異なる考え方にふれるということは、視野が広がり楽しいもの。ギャップに悩まされたり、時には衝突が起きたりしても、好奇心をくすぐられる。 この四月からオーストラリアで日本語教師をすることになった北川友紀さんは、「新しい情報、他の国の文化にふれるのは楽しい。だからいろいろな国で言葉だけじゃなく、日本の文化を伝えたい」と言い、積極的に日本のことを紹介したいと目を輝かせていた。 違いを感じるには、“相手と違う自分”を認識していないとできないが、自分のことを相手に伝えるためには、さらに自分とその支えになっている文化や郷土を理解していなくてはならないと思う。 ワラワラ訪問団の一人と話したとき、相手はアメリカやワラワラの魅力を教えてくれた。こちらはたどたどしい英語で丹波の紹介を試みたが、上手くできたかどうか。英語力はさておくとして、これからさらに丹波の魅力を探り、自信を持って伝えられるようになりたいと思った。(坂本守啓)