兵庫県丹波市で14日、「黒井城まつり」が行われ、武者行列の殿様役として、元プロボクサーでタレント、俳優の赤井英和さんが登場した。赤井さんは戦国時代、明智光秀と激戦を繰り広げた黒井城主・赤井(荻野)直正役で馬に乗り、地元の小学生らと一緒に城下町を練り歩いた。
赤井さんは祖父母や父が隣接する同県丹波篠山市の旧西紀町出身。2016年放送のNHK「ファミリーヒストリー」で、赤井直正の弟・幸家(よしいえ)の子孫と紹介された。
戦国時代、織田信長の命を受けた光秀が、「丹波攻め」を繰り広げ、天正3年(1575)、「丹波の赤鬼」の異名を持つ直正と戦った歴史がある。
武者行列を終えた赤井英和さんは「地元の人たちに支えられて、立派なお殿様ができた。コロナ禍の中、明るく楽しいお祭りになった」と話していた。