紅葉の名所として知られる兵庫県丹波篠山市内の天台宗3カ寺で11月末まで、紅葉狩りとともに期間限定の御朱印などが進呈される取り組み「丹波篠山もみじ三山」が行われている。3カ寺は、「有名な名所は紅葉よりも人の頭の方が目に入るというが、どうか喧騒を忘れ、静寂の中で、心ゆくまでゆっくりと紅葉を楽しんでいただければ」と呼びかけている。11月半ば以降が見頃になるという。
三山は、それぞれ紅葉と古刹の共演が美しい文保寺(味間南)、大国寺(味間奥)、高蔵寺(高倉)。各入山受付所にあるチラシに各寺のスタンプを押印し、3カ寺目で三山がセットになった限定御朱印がもらえる。
また、昨年、さらに多くの人が寺に足を運んでもらえるきっかけづくりにと製作した「切り絵御朱印」(1200円)を今年も用意。モミジや栗など秋を感じさせる図柄と、3カ寺を代表する本堂や山門、仏像を切り絵にしたもので、希望に応じて3カ寺でそれぞれの朱印を押印できる(300円)。
3カ寺は、「最近は市外から来られる方も増えており、『人が多い名所よりも静かで落ち着く』という声もいただいている」と言い、「お寺は祈りの場でもある。ぜひ心静かに、いろんなことに思いを巡らせながら、紅葉をめでてほしい」と話している。
入山志納金は500円。各寺のフェイスブックやインスタグラムなどで色づき具合などを発信する。


























