「話題」と「笑い」で楽しく

2017.11.18
未―コラム記者ノート

 12月の忘年会シーズンを前に、横綱日馬富士が幕内の貴ノ岩に宴席で暴行をはたらいた騒ぎには驚いた。

 詳しくは分からないが、「恐るべし酒の勢い」という感じがする。テレビから伝わる話を妻にしていたら「見てきたように言わんといて」とピシャリ。こういう話には尾ヒレがつく。口は慎むべきか。

 「講釈師見てきたような嘘をつき」という話を聞いたことはあるが、記者は「見てきた通りに記事を書く」ということが大切だ。とはいえ、野次馬根性が抜けきれず、懲りずにテレビを見ていると、「横綱が説教の最中に、貴ノ岩がスマホに触ったことや言動に腹を立てた」などという話が報じられていた。暴力は許されないが、スマホの影響や身近な人間関係の危うさを感じる。

 宴席では、「笑い」を呼ぶ「話題」で盛り上げたい。あるグループの会合で、「高級車は無理なので軽トラで我慢するわ。ちょっと格好つけてハーフオープンカーに乗っていると言うとるんや」といった話が面白かった。酒は度が過ぎると災いのもと。ほどほどに。「和ませる話題も鍋の具の中に」。(臼井 学)

関連記事