『遠い国』パリ

2007.01.30
未―コラム記者ノート

 年末年始の休みに海外へ行きたいけれど、今年も結局無理かなとあきらめかけていたが、新年号の「海外のお正月」企画で久美子・ブロシエさんにパリの話を聞いて俄然うらやましくなり、急展開で友人と旅立った。 ドイツ・フランクフルト経由で、10数時間かかってパリへ。憧れのフランスは思っていたよりも『遠い』国だった。 「ニイハオ」と何度か声をかけられた。「こんにちは」と言われるよりも回数が多く、日本人のマイナーさを実感。有名な観光地のノートルダム寺院には、「welcome」などと並んで「よこそう」と書かれていて笑えた。 一方で、「アジア」はブームにもなっているようだった。韓国や中国調の雑貨に混じり、「茶」や「畳」の文字がデザインされたものもあり、「なんか違うなぁ」と苦笑いさせられたが、理解度の現実なのだろう。 古い街並みが華やかで、どこを撮っても絵になる都市だった。思っていたよりはるかによく見掛けたのは黒人とゲイの人たち。街に出ればキスシーンに遭遇した。帰りの飛行機に乗り遅れ、会社に迷惑をかけたのは申し訳なかったが、楽しい旅行だった。(徳舛 純)

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