クラフトフェスティバル

2007.01.31
未―コラム記者ノート

 田んぼの畔に曼珠沙華の列。今年はいつもより目に付く気がする。もうすぐお彼岸。「暑さ寒さも彼岸まで」というからちょうど季節の変わり目だ。 芸術の秋にお薦めのイベントを一つご紹介。10月2、3日に丹波年輪の里で開かれる「アート・クラフトフェスティバルINたんば」。全国からクラフト作家百数十組が参加し、芝生広場に作品を並べて販売する。 木の枝に掛けられた草木染めのショールがはたはたとなびき、芝生のグリーンと陶器の土色が映える。丘には流木の家具がてんてんと居座る。去年までに見たこれらの光景は、さわやかな光と風の色を伴って今もすぐに思い浮かべることができる。 丹波の若者チーム「springpink」は、昨年に続いてオープンカフェを出店するようだ。会場をひと巡りする間に、ちょっとカフェで一休み。これもなかなか良さそう。 このイベントは10年以上前から続いているのだが、地元への浸透率はそれほど高くないと思われる。中高生や若い人たちも一度出掛けてみてほしい。秋晴れになりますように。(徳舛 純)

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