明日、4月1日から新年度のスタートだ。門出を飾るサクラの開花時期が気になる。あちらこちらでサクラ祭りが予定されている。街が一気に春めいてくるだろう。先日、篠山で行なわれたカップリングパーティーにも『春』が訪れた。これまで3回の開催中、最多の7組がカップル成立となった。今回の「成功」の秘けつを主催者に聞くと、「3回目の開催で、男女間のコーディネートが慣れてきた」ことを上げた。丹波地域で少子高齢化が進んでいる。篠山市の18歳未満の子どもの数が、5年後には700人減ることが予想されている。篠山市は今後10年間の子育て支援の行動計画を策定した。計画の目玉は、子育てに関する「教育」「福祉」「保健」などのあらゆる情報をまとめる「子ども未来課」の創設。市民にとっては、窓口が一つになり、分かりやすくなる。市が子育ての親と支援制度とをうまくコーディネートし、人口増の『春』が訪れてほしい。 同計画のアンケートで子育て中の親が地域に最も望むことは「子どもと道で会ったら、あいさつしてほしい」こと。市民も「ちょっとした」ことから子育てに参加することができる。(坂井謙介)