今日、20日は24節気の「大寒」。1年で最も寒いということだが、裏を返せば、これからは暖かくなる一方なのだから、うれしい気分でもある。まだまだ気温は低いが、まちのそこかしこに春の訪れを感じることもできる。庭にフキノトウが芽を出し、早速、天ぷらにして食べた。子どもたちには不評だったが、ほろ苦さが春の産物を感じさせた。朝起きて、雪をかぶった山々を見ると、すがすがしい気持ちになる。丹波の山のやさしい稜線が好きだ。美しい姿を身近に納めたい気持ちがはやり、シャッターを切る。写真もいいが、ゆっくりと風景と向き合って、絵を描きたい気持ちにはなるが、幼い頃から絵心がなく、断念する。篠山に住む美術大学生が丹波の森公苑で初めての作品展を開く。地元篠山の風景を主に描いている。自分が遊んだり、過ごした思い出が創作意欲をかき立てるそうだ。JR福知山線路沿いのコスモス畑やサクラ咲く篠山城跡などを展示する。とてもやさしい雰囲気で描かれており、篠山の風景をよく表現しているなあと作品に感動したと同時に、絵が上手に描けてうらやましいと思った。(坂井謙介)