丹波篠山観光協会

2007.01.29
未―コラム記者ノート

 篠山市の旧4町ごとにあった観光協会が、3年間の協議を経て「丹波篠山観光協会」に一本化された。 一本化は、▽今田、たんなん、西紀の各観光協会は解散▽篠山観光協会が改称した「丹波篠山観光協会」に、旧3協会の会員が改めて入りなおす-かたちで実施。総会が開かれた5月26日時点の一般会員数は「241」だった。今田・丹南・西紀からは「70」。旧3協会の解散時点での合計「186」と比べると大きく減った。 関係者の間ではこの数字を前向きにとらえる見方が多い。これまで名簿に名前は連ねているが活動的とはいえなかった会員が、「入りなおす」という作業を挟むことで減った結果の数字だから、ということである。市商工観光課は、「本当に活動的な人、思いのある人に集まっていただいたと、とらえている」と話す。 篠山城跡を擁する市街地、丹波焼や温泉のある今田地域をはじめとして、市内は観光資源に事欠かない。一本化され、さらに「活動的」になった協会が、効率的であることはもちろん、様々な嗜好の観光客を篠山に呼び込む多面的な事業を展開することを期待したい。(古西広祐)

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