丹波市議会の第一回定例議会が終了した。途中、辻市長が2週間検査入院し、日程が延期されたため、約50日間の長い会期となった。市議と市当局の管理職がそろって顔を合わせるのも初めてなら、議員同士もまだよくなじんでいない状態。初定例会の議場にはやや緊張した空気が漂っていたように思う。 定例会の『見せ場』でもある一般質問には、多くの傍聴者があった。傍聴席が満席になっていた時もあり、旧町時代の6町分を合わせたよりも多かったのでは。一般質問は「台風23号の被害復旧」「行財政改革」「救急体制の均衡化」に集中していた。 本庁の議場は狭く、傍聴席の席数も少ない。「もっと広くて立派な議場が他町にあったのに…」と思うがそれは仕方がない。しかしソフト面のサービスは、旧町時代のどの町よりも落とすべきではない。 まずは、傍聴者への資料提供を親切にしてほしい。3月議会には初の通年度予算案が提案される。予算書なしでは傍聴していてもよく分からない。傍聴者が予算書やダイジェスト版を見られるようにしてもらえれば、市民も気持ち良く傍聴でき、市政への理解も深まると思う。(徳舛 純)