外国人との交流

2007.01.31
未―コラム記者ノート

 柏原町の姉妹都市、米国ワシントン州ケント市から中学生6人が同町を訪れている。 柏原中で吹奏楽部を見学した時のひとコマ。トランペットが吹けるというケント市の男子生徒に、同部員らが突然ソロを注文した。すると拒むことなく笑顔で引き受けたが、頭をかきながらの演奏だった。個性もあるだろうが、日本人なら「ムリムリ!」と断ってしまいそうなシチュエーションだと思った。 先日は同じケント市から、少年野球チームと家族らの一行が60人余り訪れた。観光と文化体験というだけでなく、『野球』という共通テーマをもった交流は意義深かったと思う。 外国人とふれるのは楽しい経験だ。遠い国の違うやり方を見聞きしたり感じたり、はたまた日本式について考えたり。世界が少し広がったような気持ちになる。 氷上郡内では現在、春日町と柏原町が姉妹都市を持っているが、合併後に市として提携するかどうかはまだ決まっていないようだ。複数町にある「国際交流協会」は、行政とは離れて活動することになるという。丹波市は、田舎にあって異文化理解に積極的なまちであってほしい。(徳舛 純)

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