小さな一歩でも

2007.01.31
未―コラム記者ノート

 篠山市の大山スイカが収穫の時期を迎えた。昨年は長梅雨と冷夏のため大凶作だったが、今年は平年並みに戻ったと聞いたので、生産農家の方に「今年はよかったですね」と声をかけると、「この先も天気の加減でどうなることか。収穫するときまで気が抜けません」と話していた。 そう言われると、確かに昨年とは違うが、今年の天気もどこか変。空梅雨で雨が少ないものの、16日夕方の雷雨のように一時的に強い雨が降ることもある。天気が変化するのは当然で、毎年同じはずがないことは分かっているが、福井や新潟での水害を見ると、ただの偶然ではなく地球温暖化の影響なのだろうか、と心配になる。 温暖化の大きな原因の一つは、ごみを出したり電気や車を使ったりという、日々の暮らしの積み重ね。一人ひとりは小さなわれわれが、大きな地球に影響を与えているなんてなかなか想像できないが、逆に一人ひとりが少しずつ行動を見直すことが、解決につながっていくはず。 地球全体、そして丹波の豊かな風土を守るためにも、小さな一歩でいい。みんなで進めていかなければと思う。(坂本守啓)

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