気分転換するにはいろいろあると思うが、「ティータイム」や「コーヒーブレイク」というのは効果的。疲れたときのお茶の時間は、まさに憩いのひとときだ。 篠山市内の小規模作業所でつくる「篠山市小規模作業所連絡協議会」は、4月から市民センターでコーヒーサービスを始める予定で、現在準備を進めている。これまでからセンター内には飲み物の自動販売機はあったが、缶ジュースではどこか味気ない。利用者からの「お茶が飲める場所がほしい」といった声も多かったという。この取り組みによってその要望に応えられ、さらに、障害者の社会参加や住民との交流の機会になることが期待できる。 協議会からは、「障害者だからと甘えていてはいけない。一般の店と同じようなサービスを提供しなければ」という力強い言葉も聞いた。センターの一角が、障害のあるなしにかかわらず、誰もがほっとできる『憩いの場』になればと思う。 ちなみにサービス開始時はコーヒー一種類だけという。運営の状況を見て内容の充実も考えるそうだが、コーヒーを飲めない者としては、紅茶か梅こぶ茶をそろえてもらえればありがたい。(坂本守啓)