篠山市議選の投票日まで、残すところあと3日。各陣営は支持の拡大に躍起になっている。しかし、46人が出馬した前回に比べ、有権者の関心は薄いようだ。 まちで市議選について尋ねると、「投票には行くが、誰が議員になっても変わらないと思う」という声を聞いた。政治に関心のない人が増えているとされるが、政治によってさまざまなことが決められる。われわれの生活に密接にかかわっており、本来無関心でいられないはずだ。 今回の選挙は「ムラ型」が強まり、反発している人もいるようだが、戦術はどうあれ、要は地域だけの利益代表にならず、全市を見渡せる人を選べばいいのだ。「誰がなっても一緒」とあきらめていては、いつまでたっても変わらない。有権者の見る目が変われば、議員の質も変わるだろう。 市議選を前に、各候補者にアンケートで市政の最重要課題とその解決策について聞いた。本日号篠山版2、3面に、その回答を掲載している。「政策で選びたいが、全員の考えは聞けない」という声も聞いた。これが一つの判断材料になり、投票に行こうという人が増えれば幸いだ。(坂本守啓)