和田小学校で行われている「校内年賀状」がほほえましい。子どもたちが集落内に配って回るので、学校の「特別はがき」の表面に集落名と名前を書くだけでよく、「番地」など知らない友だちにもどんどん出せるのがいい。 同級生はもちろん、ふだん一緒に登下校したり遊んだりしている下級生や上級生にもたくさん出している。投函締め切り日の休み時間には、大きい子も小さい子も、手づくりポストに投函しに来ていて、年賀状があふれそうになっていた。ずいぶん前から行われているらしいが、『伝統行事』としてずっと続けばいいなと思う。 私は小学生のころから年賀状が大好きで、毎年やたら気合いを入れた干支の動物を描き、元日に家族の分を仕分けするのも楽しみにしていた。 例年にない暖冬で、一向にその気がしない年末である。気象観測を29年間続けている氷上町香良の荻野正裕さんのデータによると、昨年は12月20日の朝に25センチ、夕方に33センチの大雪が降り、25日まで解けずに残っていた。21日の時点ではまだお目にかかっていないが、今年の初雪はいつだろうか。(徳舛 純)