異動の4月、私も、居住している丹波市の担当から、篠山支局への配置がえになった。同じ「丹波」だし、地元は地元だと思っていたけれど、これがなかなか緊張する。 何より地理が分からないので、早く覚えなければならない。19ある小学校の名前を聞いたら、すぐにどの辺か分かるようになるのが第一ハードルだ。鐘ヶ坂を越えただけで土地勘がないぞと、『地元密着』丹波新聞記者としてちょっと焦っている。 方言の違いも気になっている。先日の「おさん茂兵衛」オペラでは、「その歌、どこで覚えちゃったん」という茂兵衛のセリフが、柏原公演ではウケていたのに、篠山公演ではあまり反応がなかった。そこで、「あっ、『ちゃった』は篠山では使わないんだ!」と思ったのだが、篠山ならではの方言も覚えていきたい。 最後にちょっと宣伝をさせていただくと、創刊80周年の丹波新聞は、3年前から「篠山版」として、1面から4面までほぼ『篠山ネタ』で埋まった紙面をつくっている。地元紙としてかわいがっていただけるようがんばりますので、身近に話題がありましたらお気軽にご連絡ください。(徳舛 純)