議会の公開性

2007.01.31
未―コラム記者ノート

 山南町議会が、6町合併協議会解散議案の採決を延期し、特別委員会を設置して検討している。定例会最終日にこの議案が出されると、「14日の最終合併協が終わってから採決を」とする反対討論が相次ぎ、可決されるか微妙な情勢に。ここで議会運営委員会の開催を求める議員があり、そのまま委員8人が別室で話し合いに入った。 委員長の許可があれば委員会を傍聴できるが、こうした場合は「議会運営上のことだから」と認められないこともある。委員長に許可を求めたところ、すんなり「隠すことではない」という返答。ついて行って傍聴することができた。 議運では「ここで否決してしまえば町長の立場がない」「野球でも、ストにより一部でも自分たちの要求をのませた。町として存続している間しか歯止めはかけられない」といった本音も聞けた。「ここまできたら同じ。議員の判断で今日採決したらよい」という議員も。委員会の中でも全員の意見が一致しているわけではないことも分かり、傍聴者としては面白かった。 6町から議員が集まる新市の議会も、オープンであってほしい。(徳舛 純)

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