2007.01.30
未―コラム記者ノート

 久しぶりにまとまった雪が積もった。ツルっと滑り、車を2台壊してしまっているので、雪の日には運転したくない。とはいえ、仕事に行かない訳にはいかず、時速10キロから20キロでノロノロ出かける。 迷惑をかけてはいけないと思い、なるべく車と人通りが少ない細い道を選ぶ。帰宅時も、前後に車がいると怖いので、夕方に家に着くようにしたり、反対に、車の量が減る9時以降にしたりと、自分なりの危機管理をしている。 山南や柏原の人は想像もできないくらい、青垣の住民にとって、雪は切実な問題だ。切実だから話題もある。 青垣町惣持区では、去年まで集落の中で当番を決め、一定量の雪が降れば、交代で雪かきをしていたそうだ。町道は、町が除雪するので、玄関から町道までの間を除雪していた。高齢化に伴い、今年からは、しんどい雪かき作業を区内の精鋭に「委託」。「積雪25センチ以上で出動」というきまりだそうだ。 惣持で25センチなら、我が家の前はそれ以上積もるだろう。そんなに降られては、いよいよ身動きがとれない。作業を受託した人には申し訳ないけれど、この冬は、出動機会がないことを願う。(足立智和)

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