黒枝豆の人気ぶり

2007.01.30
未―コラム記者ノート

 今年のマツタケは大不作だったが、篠山の黒枝豆は、一株当たりで過去10年間の平年値を上回るさやの数と重さがあったという。 10月に入ると篠山では、本当に「どこでも」というくらい黒枝豆の販売所を見掛けた。国道を走っていると、あちこちの畑で家族が収穫をしている姿が目に入った。納屋の前では子どもからお年寄りまでが大人数でにぎやかに葉取りをしていた。 作業着のおばあさんが一人で番をしているテントや、峠の途中で軽トラックを停めて売っている人もあった。値段の方は重さにもよるが、商店街の中心部あたりでひと束1000円ほど、安い場所で500円だった。 8、9、10日に市内四会場で行われた「味まつり」では、あまりの人出に驚いた。そして来場者の手先には黒枝豆の袋、袋。 黒豆人気につられてという訳ではないが、2週間ほど前、私も遠方の友人と親戚に篠山の黒枝豆を届けた。不作だった昨年は送らなかったが、初めて送った2年前同様、とても喜ばれた。 畑では黒豆の葉が黄色くなり始めた。このまま、本番の黒大豆も豊作になりますように。(徳舛 純)

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