氷上郡と篠山市の人は、互いの『お隣さん』にどれだけの関心を持っているのだろう-。以前から抱いていた疑問を「200人アンケート」で解こうと試み、8日号の紙面に結果を掲載した。 隣の地域に「興味、関心がある」という回答は、両地域とも7割5分の高水準。氷上郡の合併問題が大詰めを迎えていた時期にアンケートをとったせいもあるだろうが、それにしても立派な数字だ。別の質問では、人の往来が盛んなことを示す結果がでており、両地域のつながりの濃さを、改めて認識した。 ただ、互いに関心は高いものの、「できごとを知っているか、どうか」となると、やはり話は別のよう。昨年のニュースを列記し、「知っていますか」と聞くと、各市町独特の『地元ネタ』は認知率上位からことごとく外れた。それぞれのニュースについて、「知りたいか、どうか」をたずねていれば、また面白い傾向が見えていただろう。反省点だ。 今回のアンケートは、年末年始の忙しいなか、多くの皆さんの協力で実現した。「一度紙面を飾っておしまい」ではなく、寄せられた回答をよりよい紙面の実現に活用していきたい。(古西広祐)