いっそうの行革を

2007.02.01
未―コラム記者ノート

氷上郡6町のうち、氷上町を除く5町で合併関連議案が可決された(23日時点)。議案審議のやり取りを通して、改めて地方自治体が置かれている財政の厳しさを痛感した。「合併しないとやっていけない」という思いと共に、「やっぱり合併しても、相当に厳しい」という思いを抱いた。 町長が行政施策を展開する上で自由に使えるお金は、国の地方交付税削減により、年々減少している。市の財政計画でも、平成13年度に6町合計で約28億円あったこのお金が、合併後の平成23年度には、12億円程度にまで減ると見込まれている。 今のままでは、8年先には2年前と比べて住民サービスに使われるお金が、半分程度になる可能性が高い。この事実を受け止めなければならない。 少しでも、住民サービスに回すお金を増やすには、人件費や備品の購入費など、「役場を運営するためにかかるお金」を、今から節約する以外にない。 「合併して良かった」と言われる市にするため、合併すると決めた町長、議員には、これまで以上に行革に力を注いでほしい。それが町民のみならず、未来の市民に対する「責任」だと思う。(足立智和)

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