ポイ捨てに思う

2007.02.01
未―コラム記者ノート

 夏休み中に今田中学校の生徒たちが、学校近くの池から水を抜いて掃除したところ、看板、ゴルフクラブ、車のホイールなど、「なぜこんなところに」と首をかしげたくなるようなものが、たくさん捨てられていたそうだ。 自分も先週の日曜日、ボランティアグループの清掃活動で子どもたちと柏原町内の国道沿いを歩いた。写真を撮るのが主で、あまりごみを拾わなかったが、歩いているといろいろなものが落ちているのに気付く。1時間半ほどの作業が終わると、軽トラックが一杯になるほどになった。 その中で驚いたのは、側溝をのぞき込んだとき。まるでごみ箱の中のように、たくさんのごみが捨てられていた。深くて子どもの手ではとても届かないので、火ばしを借りて手を伸ばして拾ったが、結局それでも届かなくなるほどだった。 池の底も溝の中も、外から見ているだけでは気付かない部分。「人目につかなければいい」という軽い気持ちでポイ捨てしているのだろう。「ごみは捨てずに持ち帰る」べきだと、誰でも知っているはずなのに、実行しない人が多いと思うと、とても残念だ。(坂本守啓)

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