今、飛散のとき

2007.02.01
未―コラム記者ノート

 3月。毎年この時期が、1年の中で一番つらい時期だ。頭はボーっとしているし、目の周りはなにか虫がいるようなムズがゆさ、鼻の頭はかみすぎで赤く皮がむけている。もうお分かりの方もいるかと思うが、その通り。私は花粉症の代表格ともいえる、スギ花粉症なのだ。 花粉症であることが分かったのが小学3年生のときだから、もう10年以上の付き合いになる。当然のことながら、いっこうに治らないし、慣れない。おそらく、わが家のティッシュペーパーの年間消費量は、この時期にピークを迎えているはずだ。 経験から感じるに、アレルギー反応が活発化するのは昼間よりも夜の方らしい。深夜、鼻に違和感を覚えて、目がさめる日が連日続く。同じ症状を抱える母に言わせると、「今の時期は、生活の全てにおいて、寝不足などからの事故に注意しないといけない」そうだ。 花粉の飛散が始まる前に注射を打ってもらえば、症状が緩和されるそうだが、過去に別のアレルギーも持っていたため、今だにその恩恵にあずかったことはない。帰宅後の「鼻うがい」と目の洗浄が、私が試みるせめてもの対抗策だ。 山に囲まれた丹波に住む以上、この症状とは一生縁が続くことになろう。どなたか、効果的な対処方法を知っている方がいれば、教えてください。グシュン。         (古西広祐)

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