米めん腹いっぱい

2007.02.01
未―コラム記者ノート

 先日市島町内のイベントで、同町商工会青年部が開発した、米めんの大食い・早食い大会に出場した。「味わってみないと、記事書けへんやろ」とスタッフにすすめられ、出場することに。米めんは、1年以上前に試食品を食べて以来だ。当時より完成度があがっていると聞き、楽しみだった。 大会では、3人前に相当する約500グラムを、10分間で食べきらなくてはいけない。考えた末、めんをいっぺんにほおばらず、少量を数多く口に運ぶ作戦をとることにした。1時間ほど待ち、いよいよ出番。他の出場者とステージに並び、合図とともに食らいついた。 しかし、いかんせん量は3人前。食べても食べても減らない。胃袋がふくらんでいく一方、視覚では「スタート直後」の状態が続いている。これは、体よりも精神的にきつい。みるみる口に運ぶスピードが落ち、時間切れ失格となった。無念である。 大会では敗れたが、肝心の米めんはたっぷりと味わった。感想は、「うまい」の一言。めんがもちもちしている。さすが米だ。想像以上の完成度だった。2年にわたる試行錯誤の結晶。またぜひ味わいたいと思う。今度は「早食い」なしで。(古西広祐)

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