花粉飛び始め

2007.02.22
未―コラム記者ノート

 先週あたりから、鼻水やくしゃみがよく出るようになった。暖冬とはいえ昼夜の寒暖差は結構大きいので、「風邪をひいたな」と思っていたが、そうではないらしい。スギ花粉の飛散が始まっているようだ。 県柏原健康福祉事務所によると、篠山市内では、計測初日の十二日にいきなり飛散が確認されたそうだ。翌十三日は、暖かな天気も手伝いさらに多くの花粉が確認されたという。去年の最初の飛散確認日は二十二日だったそうだ。昨冬がとりわけ寒かったこともあるだろうが、それでも十日も早い。「花粉に敏感な人はそろそろ対策が必要ですね」と同事務所。花粉症の私は、「そうさせてもらいます」と受話器を置いた。 社内に目を転じると、昨日まで素顔だった人が大きなマスクを付けていた。「風邪ですか」とたずねると、「花粉です。ヒノキなので、いつもは五月からなんですが」という返事。飛散の順番は「スギ→ヒノキ」なのでまだ飛ばないはずだが、春のような日差しを浴びていると、「もしかすると」という気にもなる。せめて、飛び終わりも前倒しになってほしい。心からの願いである。 (古西広祐)

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