JA丹波ささやまの女性会「アスパラの会」が、ニンジンとリンゴで作ったジャム「きゃろりんジャム」を開発。5月2日から「味土里館」で販売される。 同会は以前イチゴジャムを作っており、好評を得ている。それを知っていたので、「次になぜニンジンがメーンのジャムなんか作ったのだろう」と疑問を感じていた。野菜で、しかも嫌いな子どもも多いニンジンで作るより、他の果物で作った方が売れるのでは、と思ったからだ。 取材でまずその疑問をぶつけてみると、「地元の旬のものでジャムを作りたい、と思っていたから」との答え。売れなかったら、などの不安はないそうだ。言葉の中に商品へのこだわりと自信が見える。 最後に「パンと食べてみてください」と言われ、口にしてみたが、思わず「これ本当にニンジンですか?」と聞いてしまった。ジャムはニンジンの臭いなどまったくせず、爽やかな甘さが口いっぱいに広がる。最初の心配はどこへやら。「これいけますね」と調子に乗って完食した。 おいしいだけでなく、無添加で体にも優しい。特にニンジン嫌いの方、ぜひ1度お試しあれ。 (西澤健太郎)