丹波市地球温暖化防止活動推進連絡会が、レジ袋削減につなげようと展開しているマイバッグ持参運動の足がかりにと、市内の販売店や消費者を対象にアンケート調査を実施した。 印象的だったのは、レジ袋削減に対する販売店(22店)の意識。「環境問題の改善」という回答が81%にのぼると同時に、「コスト削減に有効」も77%に達した。「イメージアップになる」は、わずか13%。環境への配慮もさることながら、販売店の立場としては、業績に貢献することがポイントになっているようだ。レジ袋削減の課題を問うと、最も多かったのは「消費者の理解」で63%。「販売店の意識改革」は、半分の31%だった。 調査結果からは、既存のお客が離れてしまうことを危惧して、取り組みに二の足を踏む販売店の姿が浮かび上がっている。これを「消費者への責任転嫁だ」と批判するのは簡単だが、客入りが経営に直結することを考えれば、それは店に気の毒だろう。我々消費者が、レジ袋を渡されるままに受け取らないことが大切だ。そんなわけで、いま車には、以前もらった袋をマイバッグとして置いている。(古西広祐)