成人の日の12日、篠山市、丹波市でも成人式が行われた。女の子たちは初めて振り袖を着てテンションも上がるというもの、会場は久しぶりの再会を懐かしむ新成人たちの華やかなにぎやかさに包まれていた。 私事だが、昨年末、中学3年生の時のクラス会が初めてあった。企画してくれたのは、奈良県在住の男性。中学時代はクールな陸上少年という印象だったが、ノリノリのおしゃべりな大人になっていて、幹事としてとても盛り上げてくれた。 「大人になった今集まれば、楽しいんじゃないかと思って」という思惑どおり、予想以上に話が弾んだ。中学時代にあったグループ感覚や照れがなくなり、「今何してるん」からいろいろなストーリーが広がった。 「同窓会はみんながんばってるなぁと思えて元気がもらえる」と別の子が言うのを聞いて、ほんとにそうだなぁと思った。 中学校まではまだほとんどの子が自分の道を選ぶ前。生まれ育った場所で時間を共有した同級生は何だかあたたかくていいものだ。(徳舛 純)