このコーナーで、他の記者も含め何度か取り上げられている篠山市のよさこいチーム「丹波篠山楽空間」。ステージを見れば、その輝きに魅了される。今年10周年の楽空間は、札幌市で10―14日に開かれた「YOSAKOIソーラン祭り」で初入賞を果たした。 今年で18回目を迎えたこの祭り、参加チーム数316、参加者3万3000人、観客動員数178万人(主催者ホームページより)というビッグイベント。ブロック上位2枠の「ファイナル」「セミファイナル」は雲の上で、その下の各賞に入ったというだけでも大変なこと。「よさこい兵庫」で大賞を2回とった楽空間でもセミファイナルに残れたことはなく、大会のレベルの高さがうかがえる。 楽空間は9年前、旧今田町の青少年健全育成推進協議会が企画したYOSAKOIソーラン祭り創始者の講演がきっかけで発足した。当時同協議会の事務局をしていた職員は「講演後、子どもがよさこいをやりたいと言ったらチームを作る、と腹をくくっていた」と明かす。熱い大人の背中を追って、20歳代が後輩たちを指導している。 (徳舛 純)