最近、古民家を改装したギャラリーやカフェが増えてきた。時間の流れが感じられる古い町家と、想像しながら楽しむアートは相性がいいような気がする。昨年から今年にかけてオープンした、篠山城下町のおすすめ古民家カフェ&ギャラリーを3つ。 立町の「惠山(けいざん)」は、トイレが必見。手洗い桶の横にオーナーが自宅から連れてきたという「金魚」が泳いでいて、とても涼しそう。個室に入ると「アッ」と驚く。先ほどの金魚が、壁の足元で泳いでいるではありませんか。 国重伝建地区の河原町にある「toteyany(とぅてやに)」は、篠山の方言「~しとってやに」をフランス語風(?)に発音した名前。20代の姉妹や友人が作ったミニアートを飾っている。 乾新町の「ギャラリーlimB(リム)」は、北欧の雑貨類をメーンに、アフリカの小物なども置いている。日本の伝統的な町家に、外国のものも良く似合うのは、伝統的なデザインがすでに非日常的な雰囲気だからか。 お店は「丹波篠山まちあるき実行委員会」発行の「丹波篠山まち歩きマップ」に載っています。 (徳舛 純)