がんばれ鳥取城北

2009.08.03
未―コラム記者ノート

 「10年ほど前に『甲子園へ行くのが夢』と言っていたのが現実になりましたので電話しました」―。弊社に鳥取県から一報を入れてくれたのは、甲子園初出場をつかんだ鳥取城北高校3年生、谷掛裕哉君のお父さんだった。当時篠山を担当していた別の記者が、小学生の硬式野球チーム「宝塚リトルリーグ」に入っていた谷掛君を取材したのだそうだ。谷掛君は篠山市桑原の出身。さっそくお父さんに篠山で取材した。 宝塚リトルリーグに入ったきっかけは、自分で新聞のメンバー募集の記事か広告を見つけたことだそう。インターネットもチェックして、リトルリーグに自分で電話もしたという。小学生3年生にして、自ら行動するたくましさに驚くとともに感心した。 リトルリーグ時代の谷掛君を弊社が取材したのは8年前。その新聞記事には、当時一緒に通っていた同じ西紀北小学校の友だちと肩を組んで笑う少年の姿がある。今、夢の甲子園をつかみ、全国紙の鳥取版や地方紙を大きく飾っている高校生になった少年は、チームの柱としての頼もしさがにじむ。甲子園での活躍を応援しています。  (徳舛 純)

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