毎日放送で12月31日午前8時45分から放映される医療ドキュメンタリー「赤ひげよ、さらば。」に、ちょい役で登場する。舞台は、北海道のむかわ町。この町の唯一の医療機関、穂別診療所は医師が相次いで退職を表明し、今春、常勤医ゼロの事態に直面した。最寄の病院まで1時間近くかかる「医療過疎」の地域だ。町は大変な騒ぎになった。 退職表明の理由は、少ない医師に住民が多くのものを求め過ぎたから。このままでは誰が来ても、穂別では医療継続ができないと思った医師が、住民や行政に「継続できる医療提供体制」について考えてもらおうと、ある行動をとった。その行動が思わぬ波紋を呼び、予想外の結末を迎える。 話がもめている最中に住民グループに呼ばれ、同診療所で講演した。そのようすが流れ、物語は丹波へと飛ぶ。県立柏原病院の小児科を守る会の取り組みが紹介される。 北海道放送制作。北海道ローカルで5月に放映され、全国のテレビ、FMラジオ局で作る民放連の日本放送文化大賞のテレビ部門グランプリ(民放の最高番組)に輝いた。なぜ、「赤ひげ」に「さらば」なのか。答えは番組に。(足立智和)