先月末に開かれたNPO法人篠山国際理解センターの交流会は、熱気に包まれていた。在住外国人らを中心に関係者ら120人ほどの参加者がぎっしり入った会場で、踊りや歌、パントマイムなどの出し物が繰り広げられた。 この日デビューした、「バン・アミーゴス・カイビガン」は、丹波地域初の在住外国人中心のよさこいチーム。いろんな国の出身者が集まったよさこいチームなんて、全国的にも珍しいのでは? 地元よさこいチーム「丹波篠山楽空間」の踊りを見て触発され、理解センターの協力で昨年秋からサークル活動を始めたものの、寒い冬場は人が集まらず、2人だけということもあったとか。理解センターのスタッフはそれでも毎週日曜日に体育館を開け、練習につきあった。 また、指導を引き受けた楽空間は「丹波篠山」に大きな誇りを持って活動しており、素人ばなれした熱いステージパフォーマンスを繰り広げるチーム。「バン・アミーゴス・カイビガン」の誕生は、こうしたバックアップの体制があってこそと思う。見る人に感動を与えるステージだった。 (古西 純)