ちるみゅーのパワー

2010.04.01
未―コラム記者ノート

 篠山市東部にある子どもの施設「篠山チルドレンズミュージアム」。旧多紀中学校の跡地を活用し、2001年7月にオープンし、年間7万人が入場する施設に育っていた。 最初の激震が起きたのは2年前。市が行革の一環で運営事業費を年約9200万円から5400万円に削減、常勤スタッフは約半分に減った。それでも、残ったスタッフらは「篠山市民により愛される施設に」と、冬場を休館する代わりに市内の学校へ出向くなど、懸命に運営にあたってきた。 そして今年度、2度目の激震。市が神戸市本社の有限会社を次期指定管理者に選定。大幅なスタッフ入れ替わりとなった。 ちるみゅーを訪れるたび感じていたのは、スタッフのみなさんの素晴らしさだ。明るいパワーと子どもを引きつけるさまざまな技術を持ち、ちるみゅーに誇りを持っておられるのが伝わってきた。 指定管理料「ゼロ円」で施設運営を託された次期指定管理のチャレンジを応援したい。ちるみゅーを去られるみなさん、長い間ありがとうございました。今後のご活躍をお祈りしています。 (古西 純)

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