支えられ守る会3周年

2010.04.12
未―コラム記者ノート

 県立柏原病院の小児科を守る会が11日、ゆめタウンとコモーレ丹波の森で、マグネットステッカーの無料交換会を開く。ステッカーを作った2年半前の時点で、会がここまで続くことを予想していた人はなく、何より、お金がなかったので、UVカットなどの加工は施さなかったそう。長くはっている間に、太陽光を受け、色あせてしまったステッカーをピカピカの新品に交換してもらい、日ごろの支援に感謝する。 20日で丸3周年を迎える。会が続けられたのは、勤務医と開業医が「子どもが入院できる医療」を守ったことと、市民の理解、だろう。会は、両者の間に入り、紛争を減らす緩衝材となったが、ダメージを受けることがあまりなかったので、緩衝材=会自身が、傷まなかったのだろう。 交換会の会場提供も支援、車にはって走るのも支援、会が発行するメールマガジンのスポンサーになり、市民に「割引サービス」を行っている飲食店も、会への関心を高める支援。そして守る会は医療者を支える。支え、支えられた恩恵は、医療の継続という形で、市民にもたらされている。     (足立智和)

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