丹波新聞が4月22日号をもって、創刊7000号を迎える。私が入社したのは07年12月の6760号からで、紙面作りに携わったのはまだ7000分の240。自分が勤める会社でありながら、長い歴史があるのだなぁと感心してしまう。 京都生まれの私は、入社試験を受けるまで、丹波新聞のことを知らなかった。 初めて4ページ立ての紙面を見た時の感想は、正直なところ「なんじゃこりゃ」。しかし、記者として地域を回り始め、読者の多さや「あんたの記事読んだで」というダイレクトな反応などを受け、今度は逆の意味で「なんじゃこりゃ」。働きがいのある新聞社です。 私が生まれた町には地域紙がなく、「新聞」と言えば敷居が高く、とても遠い存在だった。それが身近にあることの良さを肌で感じてもらえるような紙面をつくっていけば、さらに号数を伸ばせるのではないかと思う。 とにもかくにも、7000号。その中で、読者のみなさんからの意見も是々非々あると思う。耳を傾けながら、次の区切りを見据えて取材に励もうと思う。(森田靖久)