篠山市内の教諭ら アロマ研究会設立

2010.07.15
ニュース

 芳醇な香りと薬効成分で、 癒やしやストレス軽減などの効用があるとされる 「アロマセラピー」。 その効果を教育現場で生かそうと、 篠山市内の幼稚園、 小、 中学校、 高校の教諭らが集まり、 「学校アロマ研究会」 を立ち上げる。 16日午後6時半から、 黒豆の館 (下板井) で設立総会と第1回目となる研修会を行う予定。 学校現場に限定せず、 子どもたちの教育にかかわりのある人なら誰でも大歓迎で、 メンバーらは、 「子どもたちはもちろん、 教諭や保護者らの癒やしにもつなげるような活動を」 と笑顔で話している。
 アロマセラピーは、 草花や樹木などから抽出した香りの成分 「精油」 を使い、 心と体の健康を増進する技術。 香りが脳を刺激し、 リラックス効果が得られるほか、 集中力を高めたり、 免疫の強化、 食欲増進など、 さまざまな効果があるとされる。 心療内科などで活用しているところもある。
 研究会設立へ準備を進めているのは、 教諭ら5人と市内でアロマ店を経営している古杉由比子さん (43)。 設立総会後に行う研修会では、 上級教育カウンセラーの守時一夫さんが、 「五感と脳と心の発達について」 と題して講演し、 アロマセラピーの有用性について説明する。 今後、 セラピーの実践方法はもちろん、 活用法や体験談などを話し合っていく。

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