丹波の「夏」も魅力的

2010.08.30
未―コラム記者ノート

 丹波地域周辺の舞鶴若狭道、京都丹波道の一部区間が6月末から無料化実験の対象になり、丹波市、篠山市は政策の影響を大きく受ける地域となった。夏休み、高速を使って海に行かれた人も多いのではないでしょうか。 無料化前、観光面では期待できると予想されていたが、今のところ、観光地篠山では、目立って観光客が増えた様子はないらしい。インターの利用者倍増は、地元の人や運送業者が多く使っているからのようだ。 舞鶴若狭道春日インターそばの「道の駅丹波おばあちゃんの里」の横山支配人は「上限1000円の時は、できるだけ遠くに行こうと香川にうどんを食べに行くドライブなどが流行ったが、ガソリン代と時間がかかることが分かり、近場志向に変わっていった」と分析。「丹波に夏のイメージはないので、本番は秋」と話しておられた。 秋の観光客呼び込みに向けてPRするのはもちろんだが、丹波は夏も魅力がある。力強い緑、昆虫たちのいる里山、涼しい滝、水遊びのできる川。今後はもう少し「夏」を強化してみてはどうか。(古西 純)

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