たぶん後にも先にもできないお役目が回ってきた。8日に篠山市のたんば田園交響ホールのボランティアスタッフが主催したお笑いイベント「S―1グランプリ」予選の審査員。センスがあるわけでもないので恐縮しつつ、素人判断で務めさせてもらった。 2年度ぶりの開催で、今回は44組が参加した。9月23日の決勝大会に進めるのは15組。地元の篠山市、丹波市からの出場者は7組で、ほとんどの組が本選に出場することになった。プロ芸人をめざす若手も少なからず参加しているなかで、大健闘だった。 点数をつけていて感じたのは、お笑い芸人の養成校に通っている人たちには「技術はあるのだろうけど…いまいち面白くない」という人が多かったこと。ネタの内容がよく分からないというのが一番困った。人を笑わせる、何かを表現するというようなことは、習ったから身に付くというものではないのかも。 本選に残った地元メンバーはさすがにはじけている。特別審査員に大平サブローさんを迎える決勝大会。丹波のオモロイ人たちがどんな評価を受けるか楽しみだ。(古西 純)