篠山市にできた地域医療支援グループ「ささゆり」(仮称)。各地に「育てる会」「守る会」「支える会」などがあるが、大抵、対象は自治体病院で、民間病院をターゲットにしたグループはあまり聞かない。おこがましいが、あちこちで会の立ち上げ支援をしている立場から、少しばかりの助言を。 第1に、現場の声を聞き、それを反映するようにつとめること。統括する立場にある院長の意見だけでなく、一線で働く人の生の声を聞くことが肝要。 第2に、自分たちの自己実現の場ではないことを理解し、相手の身になって行動する。やりたいことをやる、だけでは、方向がズレていってしまう場合があるので、注意を。 第3に、力を貸してくれる医療者を見つける。非医療者だけでは、難しい面が多々ある。 第4に、ボランティアに携わる人たちを登録するセンターを設ける。院内か、院外かは病院と相談の上決める。 こうすればうまくいくという法則は見つかっておらず、どこも試行錯誤している。篠山からも学ばせてもらおうと思う。(足立智和)