丈夫な胃袋つくるのは

2010.10.27
未―コラム記者ノート

 市島の高見さんが「牛のコンクール」県共進会で名誉賞といううれしいニュース。去年まで、篠山の田中さんが県共進会史上初の3連覇をなしとげられる道のりに立ち会ったので、「牛に縁があるなあ」と思いながら、取材させてもらった。 名誉賞の牛は、市島の西山さんの牛舎で生まれた。母牛はJA丹波ひかみが導入した期待の牛。名誉牛のきょうだいとなる3頭目が今日明日にも産まれるらしく、早くも行く末が期待されている模様。 高見さんと西山さんはお名前が2人とも「進」さん。高見さんによれば(真偽は不明)、「牛飼いには進という名前が多い」とか。共進会の「進」なのかな? 西山さんは「繁殖農家」なので、子牛を一定の大きさに育て市場に出すのが仕事。「1年のうちで一番嫌な日は出荷の日。別れの日ですから」と言われる。西山さんは「最後まで元気に育つ牛」をモットーに育てているそうで、胃袋を丈夫にするための野草は、近所の方が草刈りしたものを分けてくれるそうだ。 大勢の人にかわいがられて、いい牛が育っているんだと教えてもらった。(古西 純)

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