私の中で近年まれに見る無謀な挑戦を決意した。来年3月6日号砲の「篠山ABCマラソン大会」に挑むのだ。 これは人生で20キロ以上走り切ったことがない男がマラソンに挑むまでの物語、いや、戯言である。 近年の不摂生でおなかぽっこり、二の腕むっくり。ある人からは「パンダ」と揶揄される私がなぜマラソンに。それは友人Sさんの一言だった。 10月に篠山版で掲載した体験ルポの話をしていると、「また何かしたら?」(S)「何を」(私)「マラソンや」(S)。なんて浅はか。 とりあえず、私が尊敬するアスリート、行政職員のTさんとYさん、同業のMさんに指示を仰ぐ。口をそろえて「とにかく少しずつ毎日走れ」。みんな軽く言うね。 が、考えようによっては、仕事とダイエットの一石二鳥。さらに「記者ノート」に書くことで、流行のダイエット成功例になるし、自分の逃げ場をなくすことにもなる。 かくして11月4日、トレーニングスタート。帰宅後、5キロ、10キロを組み合わせて走り、26日時点で累計130キロに達した。=つづく?=(森田靖久)